ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

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SAMPUKU爺様および田中泰三様提供の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和42(1967)年8月5日 小樽築港機関区

 

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昭和43(1968)年9月1日 小樽築港機関区

車歴は↓こちら。

9661 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

煙突がパイプ煙突になっています。逆転機が動力式です。コンプレッサーの消音器、通常だと煙突の後ろにあるのが、この機関車では前にあります。フロントにはスノウプラウを上下するシリンダーが取り付けられており、いかめしい雰囲気を醸し出しております。9633でもそうなのですが、左側前ステップのデッキには切り欠きを設け、頻繁に行う昇降をし易くしています。小樽築港区入換機の特徴かと。

 

知り合いのプロダクションからHDCAMのプレーヤー(HDW-A2100)をただでもらい受けたので、せっかくなので一度は終わらせたベータカムSPのキャプチャをもう一度行うことにしました。すでにグラスバレーのHQXコーデックを使ったファイルを作成し終えているのですが、やはり圧縮のかかった映像ということで、ビデオテープを捨てられずにいました。そこへA2100の登壇。A2100では非圧縮の映像信号をSDI出力(DV出力と似ています)してくれますから、それをそのままPCにキャプチャするだけのこと。

ブラックマジックデザインのキャプチャカードを購入しPC内にインストール。ネットからドライバを含んだアプリケーションをダウンロードしてこれもインストール。動作保証が明記されていないEDIUSで認識されるかどうか心配でしたが、問題なく認識されました。DV(DVCAM)やアナログコンポーネントよりもあっさり認識してくれて、気の抜けるほど。過去にもAvid Liquidというソフトで、アナログコンポーネント経由で非圧縮のファイルを作ったことがあるのですが、設定を間違えて多大な労力と時間とBDディスクを無駄にしたことがあります。今回は送出機が非圧縮信号を出力してくれるので、ベクトルスコープで確認するとちゃんとしたファイルが生成されています。

非圧縮だけあって、30分で52GBというべらぼうな巨大ファイルが出来上がります。(ハイビジョンのHD-SDI出力もできるのですが、データレートが巨大でHDDでは記録が追い付かず、キャプチャができませんでした。また30分で200GBを超えてしまい非現実的です。)

生成したファイルを保存するためにまたまた沢山のHDDを用意しなくてはなりません。予定では36TBほどになりそうなので6TBを6台というところでしょうか。出費は嵩みますが、このキャプチャが終われば、今度こそテープを全て処分することができます。ベータカムSPの30分テープは、EDベータのL-750と同等なのでEDベータの3時間テープとして使うことができます。しかし今更EDベータに録画する人もほとんどいないでしょうし、実際、ヤフオクを見てもベータやEDベータのビデオテープが破格値で出品されても、入札はほとんど見かけません。もしヤフオクに出品するなら映像を消去する必要がありますが、そのためには録画可能なデッキかイレーサーを購入して、消去しなくてはなりません。その出費と労力を考えると、テープを捨てるのが一番負担がなくて、いいようです。