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昭和43(1968)年9月23日 吹田第一機関区
車歴は↓こちら。
http://d51498.com/db/D51/D51115
除煙板なしの入換専用機です。見慣れない姿のせいか、実に奇妙な印象です。両手をもぎ取られたような。
標準型ながら、動力式逆転機を装備して登場。その後、ほとんどの機関車はネジ式に交換されますが、入換専用機では動力式をそのまま残すか、あるいは一旦ネジ式に換えたものを再び動力式に戻したりしました。115号機は一体どっちだったのでしょう。
先行試作車の標準型86~90号機ではキャブの長さがナメクジと同じ狭いものでしたが、101号機以降では奥行きが延長されましたが、全部が全部延長されたわけではないという記事もあって、どのロット・機番から完全標準型となったのかはよく分かりません。
入換機は最寄りの駅まで顔を出すことがあるかもしれませんが、運用は操車場や機関区の中に限られるので、本線を疾走する機関車に比べると記録されるチャンスは極端に少なかったでしょう。撮影のための機関区への立ち入りが今よりも遥かにゆるかった時代だからこそ、記録できた写真と言えるでしょうね。