苗穂工場で見かけたニセもののC55 30でしたが、本物が手宮にあるかもしれないと思い、Y君と共に手宮へ向かいました。小樽駅からは徒歩です。途中、貨物列車の撮影を抜かりなく決めます。
手宮←南小樽 1782列車 DD51 585
手宮に到着して古い車庫の辺りを捜すのですが、蒸機の姿はナンもありません。一応、高台に上がって確認しますが、やはりありません。本物のC55 30がいないということで、ニセ30号機への疑念は拭われぬままとなりました。
分からないものは仕方がありません。せっかくなので、手宮駅でしばし入換でも撮影していきます。
入換も一段落し(一段落を「ひとだんらく」と読むのは間違いです。「いちだんらく」です)、さてどうしよう。Y君と相談し、理由は忘れましたが上幌向へ行こうということになりました。上幌向からとぼとぼと国道12号線を岩見沢方面に歩いてゆくと、室蘭本線の貨物線がオーバークロスしているのが見えました。貨物列車が来る時刻が迫っているので、ここで撮影することにします。或いは最初からその積りだったのか。
岩見沢←志文 6371列車 DD51 594
岩見沢第2機関区が見えたので、雪中行軍で行ってみました。構内に辿り着いたところでちょうど職員さんがいたので、撮影させて下さいと断ってさっさと撮影を始めました。以下、解説なしで写真の羅列。
苗穂機関区で蒸機を撮影した時ほどのトキメキはありませんでしたが、それでも全廃から1年以上が経過し気持ちの切り替えができたこともあってか、なかなか楽しい撮影ではありました。
手宮での欲求不満を岩見沢で晴らし、札幌へ戻りましょう。
昭和52(1977)年3月12日