ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

徹夜明けでも頭スッキリ滝川機関区

少し前の記事で、蒸機の運用がどうなっているのかを調べるために滝川駅で徹夜をしたということをご紹介しましたが、今回はその続きになります。とはいえ、赤平で9600の単機を撮影した件は随分前の記事にアップ済ですので、その後の滝川駅に戻ってからのことになります。赤平へ向かう前、未明に滝川機関区を訪問した際、「朝になってから来て下さい」と言われたのを受けての行動です。滝川機関区での写真もすでにアップ済ではありますが、取り残しがありましたので、一挙大公開・・・と胸を張れるほどの出来ならいいのですが、そこはホレ、失敗大王の私のこと、全く期待しないで下さいね。断るまでもないですけど。

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D51 38
汚された炭水車。みったくない。

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ナメクジの並びも決して珍しくない程、北海道にはナメクジが多かったですね。前面には落書きがなくてヨカッタ。DD51の写真は勿論撮っていません。

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赤ナンバーの49648。この年の5月、39679と重連を組み旭川~名寄間でSLさよなら列車を牽引しました。

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蒸機を好きになった頃、トラ塗り9600はどこでも見かけていたので、全く抵抗はありませんでした。嫌いなファンは本当に嫌っていたようですが、ツバの広いクルクルパーも同様で、「決して格好良くはないけれども、そういうものなんだ」という思いがあるだけで嫌いではありませんでした。蒸機というものは1両1両に外観上の差異があり、トラ塗りもクルクルパーもその一つに過ぎません。

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もっぱら入換用に使われるためか、オリジナルのままデフ無しです。とはいえ、ちゃんと本線も走ります。

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滝川機関区には扇形車庫がないので転車台があったという記憶もなかったのですが、この写真を見て存在が確認できました。どんだけ記憶が吹っ飛んでいたんでしょう。

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転車台の先には給炭設備がありました。右に停まっているトキで石炭を輸送してきました。この後の写真に写っていますが、門型のクレーンで貨車の石炭を掬い上げて貯炭槽に落とします。

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96号機の後ろには1072号機がいました。重連を組んでの給炭でした。

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給炭が終わって立ち去ります。三角形状のトラスの脚がクレーンの脚になります。大きなクレーンもまた、レールの上を走ります。機関車の前方に上方が蒸気で隠れていますが、水平に張り出した黒いものが2本見えます。最初、給水用のスポートかと思いましたが、給砂装置のようです。左に平屋の建物が見えますが、これが砂の乾燥施設かもしれません。当時はこういった施設を何ら意識しておらず、機関車にしか関心のなかった愚かな鉄道少年でありました。

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休車の49612。煙突にはカバーがかけられ、錆も浮いています。
沖田祐作さんの「機関車表」によれば、大正9(1920)年5月20日の使用開始以来、北海道一筋に活躍してきた機関車で、岩見沢を皮切りに池田、帯広、釧路などで運用にあたり、滝川には昭和50(1975)年1月29日に配置されて廃車は翌51(1976)年1月17日となっています。56年かあ、長い間お疲れさまでした。

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もう帰ろうと思い事務所の方に向かっている途中、四重連を組んで機関車が動き出しました。慌ててシャッターを切りましたが、どうして手が滑ってしまったのか、撮影を終えてカメラを見るとシャッターが1/15になっていました。でも露出はそんなに間違っていません。誰かの霊が乗り移ったか?

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D51 297の顔は止まっています。門型クレーンが、ブレていますが機関車の後方に写っています。給炭装置の右には給水塔らしきシルエットが見えます。意識の高いファンなら、こういう施設もキチッと写真に記録しています。

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冷え込んで風もなく、蒸気が真っ直ぐ立ち上がります。あまりにも美しかったので縦構図です。ブレてますけど。左端にファンの姿があります。これを撮った後で、シャッター速度が1/15と気づき愕然としました。

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49648が戻ってきました。転線でもしたのでしょうか。

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みったくないぞ、動労滝川。

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D51 297とその後ろの機関車も別線に戻ってきました。この辺りの機関車の動きはアホな鉄道少年にはさっぱり分かりません。

写真の出来栄えはともかくとして、このカラーネガはほとんど黄変していません。1980年以降のボロフィルムとは何が違うのでしょうね。

昭和50(1975)年10月26日

今朝、5,6通もの迷惑メールが一度に届きました。速攻で消去したのであまり覚えてはいませんが、どのメールもタイトルには「Friend」という文字が入っており、本文は「*」だけで添付ファイル付。いかにも怪しさ全開なメールでしたので、すぐに消去したわけですが、お前ら一体何をしたいんだ?