札幌育ちということもあってか、冬になると雪のある所で撮影したいという思いに駆られたのでしょう。2月の始め、北陸本線にやってきました。前夜、夜行急行「妙高」のスハフ14 13に乗車して翌朝、07:15に直江津に到着しました。 この当時、上野発の信越本線夜行急行列車は、臨時も含めると「能登」「越前51号」「信州53号」「妙高」「信州9号」といった客車列車、電車列車が夜の駅を賑わしておりました。因みに、直江津終点の下り急行「妙高」は、長野からは普通列車でした。
さて、直江津の駅ホームに降り立つと、目に飛び込んできたのがカップ麺の自動販売機でした。あらま、こんな場所に珍しい。雪が降っているし寒いしで、胃袋が暖かい食べ物を急に所望してきました。そこで、その要望に応えるべく、自販機に貨幣を投入。取り出したカップ麺の蓋を開けてお湯を注いで、さて、箸を取り出そうと自販機の中をまさぐりますが、箸が無い。なぬ?改めて覗き込んで確認しましたが、やはり品切れです。むむ、どうしたものか。そこで一計を案じてバッグの中から取り出したのが歯ブラシ。これでイケるべ。3分後、ミント風味のカップ麺を堪能し胃袋は大満足、ついでにその歯ブラシでそのまま歯磨きをしたのでありました。今度は醤油風味です。ホームに洗面所が設置されていた良き時代でありました。
EF81 73
07:50 ?列車 EF81 3
08:01 232列車 EF81 135
08:04 北越1号
金沢発、新潟行きです。232列車とすれ違うかなと期待しましたが、5分ほど遅れての到着でした。
08:30 ?列車 EF81 73
08:32 ?列車 EF81 110
08:39 ?列車 EF81 131
DD13 331
08:54 1328M
09:01 ?列車 EF81 134
09:09 白鳥1号
福井発、青森行きです。前後とも1500番代。
とまあ、だいぶ写真を端折っていますが、次から次と列車が通過するので、1時間半ほどの間にたっぷり撮影に興じました。それにしてもEF81の天下ですね、北陸本線は。(写真は端折りましたが、信越本線のEF62も通過してゆきました。)この後、「雷鳥14号」のクハ489-301に乗車して富山へ移動しました。
昭和60(1985)年2月2日