ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

大夕張鉄道NO.3

matuno kura が撮影した画像ではないので、転載はご遠慮下さい。

昭和43(1968)年12月25日 清水沢駅

NO.3は自社発注機で、後方の視認性確保のためか、炭水車はC56のものと類似しています。背面には昇降用のステップがあり、梯子ではありません。炭水車の台車回りに何やらボックスがあります。はて?ところで煙室戸の十字ハンドルは柄の部分がとても長いですね。

 

昭和48(1973)年12月28日 南大夕張駅

大夕張炭鉱の閉山に伴い、南大夕張~大夕張炭山間は昭和48(1973)年12月16日に廃止され、その前日に「SLさよなら列車」が運転されましたが、更に同月28日にも運転されました。その後、残された清水沢~南大夕張間は昭和62(1987)年まで運行されますが、蒸気機関車はこの「SLさよなら運転」を持って引退となりました。キャブ乗降用のステップがキャブ側、炭水車側とも梯子状のものに交換されています。

 

昭和49(1974)年 泰和車輌工業

NO.3は個人が購入して保存されることになりますが、ここ桑園の泰和車輌工業で整備した後、野幌まで甲種輸送されたのち個人宅まで陸送されたのでしょうか。

車歴(機関車表 沖田祐作著より)

日立製作所笠戸工場 No.876

1937-08-15製造→納入;三菱石炭鉱業鉄道大夕張線No.3

1974-03-30廃車→保存(個人)