matuno kura が撮影した画像ではないので、転載はご遠慮下さい。
撮影日不明 大夕張炭山駅
撮影日・撮影場所不明
元国鉄9616。廃車後、美唄鉄道7号機となりますが、昭和46(1971)年に余剰となって大夕張鉄道へ移管。ここでNO.8を命名します。形式入り番号板。
美唄鉄道時代の姿。
画像は下記の過去記事からの再掲になります。
https://railway-photo.hatenablog.com/entry/2021/01/09/101131
上記の記事内で「日本蒸気機関車特集集成〔下〕」P.72から引用した部分がありますが、記事そのものが古いため、このNO.8はまだ登場していません。
美唄7号機と大夕張NO.8は同じ機関車でありながら、改造によりだいぶ印象が異なります。NO.8となって変わった部分は何と言っても除煙板の設置ですが、他の大夕張機と同様に煙室戸の十字ハンドル化、公式側元空気溜めの前方への移設とそれに伴う空気圧縮機の後方への移設、機関士側の旋回窓化、解放テコを片側タイプから両側タイプへ、またこの機関車独自のものとして煙室戸開閉取っ手がD51と同様に左右2カ所となっています。またデッキ立ち上がり部にあった手摺は、除煙板設置により撤去されています。
NO.7同様のキャブ裾のS字カーブは優雅で、デッキ部先台車イコライザー覆い(勝手に命名したもので本当の名称は分かりません)の三角帽子がユニークです。
廃車後、NO.7などと同様に個人が買い取り非公開で保管していましたが、現在は日本鉄道保存協会に移譲され、一般公開へ向けて動いているようです。
車歴は↓こちら。