平成12(2000)年3月26日 ニセコ駅 試運転列車
C11 207が復元される以前に、C11 171と14系客車による「SLすずらん編成」で、「SLニセコ号」の運転が実施されることとなり、まずは試運転が行われました。小樽~ニセコ間には急勾配と急曲線がありますから、編成最後尾にはDE15が補機として連結されました。
ところが試運転最終日頃には有珠山が噴火する兆候を見せたために、山線での迂回運転が急遽実施されることとなり、結局、この編成による「SLニセコ号」は試運転だけで終わってしまいました。
まだ残雪深い山線を走るということで、ファンの間では運転中止を惜しむ声がありましたが、その年の秋から、C11 207の復元に合わせて旧客4両とともに「SLニセコ」が山線を走ることになります。