ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

29601

SAMPUKU爺様提供の画像につき、転載はご遠慮ください。

f:id:railway-photo:20201102070800j:plain

昭和42(1967)年8月10日 五稜郭機関区

 

 

車歴は↓こちら。

29601 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

入換機らしく前端梁にはトラ模様が塗ったくられています。フロント左側のみ手摺が増設されています。ご丁寧に、手摺にもトラ模様が施されています。オレンジ色のキューロクがあったくらいだから、いっそのこと真っ黄色のキューロクがあってもよさそうですが、それはありませんでした。追分機関区火災で焼失した79602は、燃えて錆びて赤っぽくなっていました。

回転火の粉止め、いわゆるクルクルパーは載っていませんね。

お隣の49601とは炭水車の形状が異なります。49601の方が古いタイプです。

五稜郭区のキューロクは五稜郭操車場の他、函館駅での入換も行っていました。

後方に見える扇形車庫は、この2年後の6月に火災に見舞われ、かろうじて2線分だけが残ることになります。令和2年の現在は扇形車庫も転車台も蒸機もありません。

もともとキューロクに除煙板はありませんでした。入換では本線仕業のように煙にまかれるということがあまりなく、除煙板の必要性は低いことから、あのD51でさえも入換専用となったカマからは、見通しを良くする目的もあって除煙板が撤去されました。

 

その8年後。

f:id:railway-photo:20201110092234j:plain

昭和50(1975)年7月13日 滝川機関区

「架線注意」の札が3枚も掲出されています。フロントデッキの手摺が全幅タイプに付け替えられました。

 

f:id:railway-photo:20201113090701j:plain

昭和50(1975)年10月26日 滝川機関区

逆光がみったくないですが、違法ストによる落書きはそれ以上にみったくないです。