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昭和42(1967)年8月10日 五稜郭機関区
車歴は↓こちら。
29601 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!
入換機らしく前端梁にはトラ模様が塗ったくられています。フロント左側のみ手摺が増設されています。ご丁寧に、手摺にもトラ模様が施されています。オレンジ色のキューロクがあったくらいだから、いっそのこと真っ黄色のキューロクがあってもよさそうですが、それはありませんでした。追分機関区火災で焼失した79602は、燃えて錆びて赤っぽくなっていました。
回転火の粉止め、いわゆるクルクルパーは載っていませんね。
お隣の49601とは炭水車の形状が異なります。49601の方が古いタイプです。
五稜郭区のキューロクは五稜郭操車場の他、函館駅での入換も行っていました。
後方に見える扇形車庫は、この2年後の6月に火災に見舞われ、かろうじて2線分だけが残ることになります。令和2年の現在は扇形車庫も転車台も蒸機もありません。
もともとキューロクに除煙板はありませんでした。入換では本線仕業のように煙にまかれるということがあまりなく、除煙板の必要性は低いことから、あのD51でさえも入換専用となったカマからは、見通しを良くする目的もあって除煙板が撤去されました。
その8年後。
昭和50(1975)年7月13日 滝川機関区
「架線注意」の札が3枚も掲出されています。フロントデッキの手摺が全幅タイプに付け替えられました。
昭和50(1975)年10月26日 滝川機関区
逆光がみったくないですが、違法ストによる落書きはそれ以上にみったくないです。