蒸機現役時代の、河原と思しき場所から第二橋梁を仰ぎ見た写真を見たことがあったので、その場所へ行こうと考えました。しかし橋のたもとに到着するも、河原へ降りる道がみつかりません。もとより、道があるかどうかなんてことすら知らないし。
雨は止む気配もなく、川へ降りることはあっさり諦めました。万が一濡れた草に足を滑らせて転落しては大変です。なんて言い訳を自分に言い聞かせて納得。(実際、翌日、濡れた斜面に足を滑らしてお尻を泥まみれにしてしまいます。)
さて、どうしたものかと辺りを散策。次の列車まで1時間半もあるので、慌てることはありませんが、その時間をどう過ごしたかはさっぱり覚えていません。しかしまあ、第二橋梁の見える場所に辿り着きましたよ。
撮影した記憶は微かにあるものの、この立ち位置がどこだかは全く覚えていません。グーグルマップで確認すると、国道400号線沿いの山にある畑の端っこのようです。国道から細い道がその畑へと向かっているのが確認できます。
この日の撮影はこれで終わり。会津宮下駅には戻らず、近い会津西方駅へ向かいました。
駅舎は国道400号線側ではなく、集落側にありました。なので、駅裏から入る格好となってしまいました。
何本も丸太が転がっており、昔はここから貨物列車で積み出していたのではないかと想像します。構内はそこそこ広く、かつては列車交換も行っていたのでしょう。
沿線は桐の産地らしく、丸太は桐なのでしょうか。タンスや下駄の材料と聞きます。
18:24 436D
夏至頃なので、雨天とはいえ、まだまだ明るいのです。乗車して、この日の宿となる会津若松へ向かいます。
18:46 会津柳津駅
C11 244が保存されています。降りて観察してみたい衝動にかられますが、次の列車は明日までありません。無理無理。こういう時、車で撮影に来ていればどんなにか自由なことだろうとつくづく思います。
19:11 会津坂下駅 437Dと行き違い
平野部に下りてきました。わずか1日だけの只見線でしたが、次は秋の訪問を楽しみにします。
昭和62(1987)年6月20日