ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

陸中川尻駅へ向けて

さて、いよいよ第2和賀川橋梁に到着です。道路から撮るのはつまらないので、後ろの山に上がりたくなります。何やら道があったので入ってみましたが、どうにも見通しの利く場所には出られないようなので諦めて、適当な場所でカメラを構えました。

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08:33 陸中大石←陸中川尻 728D

いい感じで朝日が当たっています。渇水期なので川は細々としていますが、春になると川幅一杯に水が溢れます。

ストリートビューで確認すると、季節によるのかもしれませんが、国道からは木々に視界が遮られて見通しが全く利きません。

 

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09:40  陸中大石←陸中川尻 3730D快速「きたかみ」

本当はこの先まで行きたかったのですが、光線状態も申し分なかったので、廻戸(まつと)川に架かる橋梁で列車を待ちました。この場所も今では成長した木々にだいぶやられているようです。

 

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本当はここで撮影したかったのです。第1和賀川橋梁です。でも光線状態はちょっとアレかな、などと言い訳して自分を慰めるのでした。

先程の廻戸橋梁といい、旧線の橋脚が残されています。

 

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4時間ほどかけて陸中川尻駅に到着です。すっかりお腹が空いていたので、駅ソバを食したようです。そういえば北上線の721D車内では、前の晩に上野駅で買った幕の内弁当を食べたようですが、メモには「マズイ」と感想が添えられていました。あまり味には関心が無い私ですらも「マズイ」と思わせた駅弁。おそるべし、上野駅

 

たった1駅区間ですが、撮りたい場所が色々ありました。でも列車本数が少ないので、いかんともしがたい。

昨日見つかったメモによれば、急行「八甲田」では座ることができず、上野から北上まで8時間近くもの間、ずっとデッキで立ち通しだったようです。当然、一睡もしておらず、また、北上線のガラ空き一番列車では寝過ごしてはヤバイので、ずっと起きていたようです。マズイ駅弁を食べながら(笑)。そんな状態で臨んだ撮影ですから、まあ自分でもよくやった方でしょうね。若いってホント素晴らしい。

 

昭和61(1986)年12月28日