ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

待ち焦がれた手宮駅

C62 3、C12 6、C55 50が手宮に保存されるのを待ちきれずに、開業(?)前に何度か尋ねました。この日は祝日だったので、もしかしたら開業しているかもと思い訪ねてみたのですが、まだでした。

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祝日なので、地元のこどもたちも遊びに来ていました。中学生君の学生服姿ですが、当時は外出するのにも学生服の着用は普通でした。今は学生帽すら見かけなくなりました。

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おお、C62 3。やはり風格があります。

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このホームが供用されていた時代、この手宮駅はどんな風だったのでしょう。遠くに、入換用のDD16の姿が見えます。

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かつてこの手宮駅で入換に従事していた機関車です。現役時代の生きている姿は見ずじまいでした。

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道外禁止のセキ車が見えます。

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中学1年の時、初めて買った鉄道雑誌がTMSこと「鉄道模型趣味」でしたが、その中の折込み図面がC12でした。馴染みのある機関車ではありませんでしたが、中尾豊さん描く美しい図面には惚れ惚れしたものです。その後、小遣いをためて買った「日本の車輛スタイルブック」や「蒸気機関車スタイルブック」は見ていて本当に楽しかった。しかし、模型作り用の実車写真を見ているうちに興味は模型から実車の方へ完全移行してしまい、模型からはすっかり離れてしまい全然知らなかったのですが、中尾さんはもう1年以上も前に亡くなられていたんですね。心よりご冥福をお祈りいたします。

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スポーク動輪同士。

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いわくつきのC55 50はナンバープレートが未装着でした。苗穂工場で雪に埋もれて留置されていた時の写真を見ると、キャブ側面には「C5530」とチョーク書きされていたのが確認できます。

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炭水車にはC55 50の文字が浮かび上がっています。

開業したのはこの二日後の5月1日でしたが、勿論、訪れました。

それにしても、酷いレンズです。シグマのショートズームです。今でこそ人気の高いシグマのレンズですが、この39~80mmのショートズームはディストーションはデカイわ、周辺部は流れるわ、そしてフレアが目立ち過ぎ。小遣いで買えるショートズームはこれしかなかった時代。渋々2年ほど使った後、普通に50mmの標準レンズに買い替え、このズームレンズは、引き伸ばし機を買う際に下取りしてもらいました。定価3万円ほどでしたが、現行商品にもかかわらず下取り価格は確か1000円だったでしょうか。このレンズではむべなるかな。

昭和52(1977)年4月29日