すっかり俯瞰症を患っていたので、この日も俯瞰づくしの撮影でした。
08:35頃 寄居駅 242D
秩父鉄道へは、東急東横線の元住吉から武蔵小杉へ出て南武線に乗り換え、南武線の終点、立川からは中央本線で八王子へ、八王子からは八高線に乗って寄居へと辿っていました。寄居駅では秩父鉄道の貨物列車が結構な頻度で着発しておりましたが、八高線の方もよく貨物列車牽引用のDD51が停車しておりました。旅客は専らキハ35系と新鋭のキハ38でした。キハ37までの国鉄色から解放されたキハ38には新鮮なものを感じました。当時は首都圏色にはあまり良い印象がありませんでしたから。
親鼻駅で下車して、かねてより目を付けていた山を目指しました。しかしなかなか撮影適地がみつけられないまま時間切れ。後に、もっと高い場所から撮影した写真を何かで見かけましたが、この当時にそこで撮影できたかどうかは分かりません。
2台のカメラで撮り比べ、っちゅうかレンズ違いの撮り比べですね。道のない場所なので、ず~っと斜面で足を踏ん張っていたような気がします。
見慣れぬ電車が通過。東武鉄道の乗り入れ電車です。
11:42 親鼻駅
13:06 波久礼駅 電車と貨物列車の交換
お気に入りの伐採地からです。波久礼駅では何本もの列車が交換しておりました。荒川を入れると、列車が小さくなるのが難点。
13:26 波久礼←寄居 下り貨物列車
景観はともかく、遥か寄居駅からず~~~っと列車の姿が見えました。
13:43 波久礼駅→寄居 上り列車
13:54 波久礼駅
下り列車、上り貨物、下り貨物で駅は大賑わい。次から次とやって来るので、全然退屈しません。特に貨物列車の多さは尋常ではないので、ダイヤが分からなくても十分に楽しめます。それにつけても、国道140号線の車の多さよ。
13:57 寄居→折原 260D
15:05頃 波久礼駅 下り列車と5002列車
影が伸びた頃、本命の「パレオエクスプレス」がやってきました。波久礼駅では下り列車と交換のために停車します。つまり、発車時の煙を期待しちゃってたわけですが、発車してほどなくして開けた場所に出た時には絶気となり、煙はスカってしまいました。数年後、今度はベータカムを担いでここでカメラを回していますが、やはり途中で煙がハタと消えて、ちょっとガックリしたのを覚えています。
昭和63(1988)年11月13日