ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

781系試運転

485系1500番代に代わる新鋭の特急形電車781系が遂に登場し、試運転のため札幌駅に姿を現しました。じゃじゃじゃじゃ~ん。

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「川重」の腕章が見えます。試作車は川重が4両、日立が2両製造しました。

 

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北海道専用形式ということもあってか、485系よりも丸味を帯びた先頭形状に加え、前部までぐるっと回した赤帯が特徴的。これにより「赤いキツネ」の異名をとります。

 

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10:38~10:41 札幌駅

試運転は岩見沢までの往復です。列車番号は不明。

 

走行シーンを撮るために厚別へ移動します。

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11:35頃 白石←厚別 いしかり4号

北海道での活躍が残り1年半となった485系1500番代。

 

千歳線の築堤に上がります。建設にあたって物議を醸した百年記念塔ですが、絵的には好ましい存在です。

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12:10頃 白石→厚別 いしかり5号

一番手前の線路は、札幌貨物ターミナル駅へとつながる厚別通路線なる貨物線です。上下の貨物列車が共用し、ED76運用のため、ちゃんと架線が張られています。

 

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12:10 白石←厚別 828列車(旭川発、札幌行き)

3時間40分をかけて走破します。岩見沢駅では29分間も停車したりして。

 

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12:50 白石←厚別 538D(岩見沢発、札幌行き)

キハ21+キハ22+キハ27+キハ22という編成。乗るならキハ27かな。

 

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12:56 白石←厚別 試運転

若干、ネガは黄変色化しており、538Dの画像まではスキャン時に「退色補正」を掛けましたが、781系ではそのまま取り込んだものをフォトショップで多少いじりました。ただしこのネガは、現像した当初から色合いがちょっとおかしく、妙な青味を帯びていました。

 

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13:11 白石←厚別 862M

線路際を歩くのは常態化していました。まあ、max95km/hでしたしね。手前が厚別通路線。奥に千歳線の築堤が見えます。

 

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13:43 おおぞら3号・いしかり6号

名物の2列車並び。時刻表上の到着時刻は「おおぞら3号」が13:44、「いしかり6号」は13:43なのですが、苗穂~札幌間で併走することがしばしばありました。なお「おおぞら3号」の始発は釧路と旭川で、滝川で併結されました。

 

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石狩川をモチーフにしたイラストマーク。国鉄のデザインは秀逸だと思います。

この時点でイラスト化されていたのは「いしかり」だけで、気動車特急はまだ文字だけのままでした。

 

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14:01 いしかり7号

485系781系との並びは、とうとう撮らず仕舞いでした。

 

781系の試運転はこの後も続けられました。

 

昭和53(1978)年11月3日