この年の春に鉄友に誘われて訪れた東鹿越駅。その目的は石灰石輸送の貨物列車でした。臨時列車であり毎日運転されているわけではありませんが、その時は偶然にも運転日で、無事に駅で撮ることができました。それ以降、毎月の様に情報収集も兼ねて東鹿越駅を訪れるようになっていました。
快速「ミッドナイト」
函館←キハ27 552+キロ29 3+キハ27 554→札幌
座席車がなく、カーペットカーとお座敷車による変則編成。
東鹿越に行くには札幌を早朝に出ねばなりません。そうすると「ミッドナイト」に会えるというオマケが付いてきます。
「オホーツク1号」・127M
顔が半分隠れている127Mは06:59発、滝川行きのこれに乗車します。
何故だかこの1枚だけが極端に黄変しています。滝川で乗り換える2427Dまで1時間以上も待ち合わせ時間があるので、駅の外でちょっと撮影します。
08:59 3164M
09:03 ライラック8号
11:29 東鹿越駅 2427D
釧路行きの2427Dを見送ります。
この日は貨物列車の運転日でしたが、すでに帯広へ向けて発車した後です。札幌からその日の列車に乗って、この東鹿越駅で石灰貨物を撮るのは不可能でした。隣の幾寅駅で通過シーンを撮るのは可能ですが、東鹿越駅は貨車の入換シーンが魅力でしたから、それを撮影するためには、早朝、車で札幌を発つか、滝川駅近くで宿を取るしか方法はありませんでした。この日はもともと情報収集を目的としていましたから、予定通り貨物列車が運転されたことを確認できただけでも善しとします。
駅員さんに挨拶してから駅構内をぶらぶら。ちょうど上り列車がやってくる頃です。
12:02 2434D
すっかり水を失った金山湖を背景に、釧路発滝川行きの列車が着発してゆきました。
この後、しばらく列車は来ないので、事務所にお邪魔して昼食を摂りながら情報を集めました。貨物列車の運転日は火、木、土なので、今度撮影に来るときには土曜日に友人の車に便乗させてもらう事になります。
お昼過ぎに駅を辞して14:47発の2436Dで帰宅しました。滝川から3278Mに乗り換え、札幌駅に到着したのは18:44。それと入れ替わりに発車しようとしていた「おおぞら11号」の先頭車は、とかち色のNキハ183。
なんじゃこりゃ!と叫びそうになりました。お初にお目にかかる「とかち色」のNキハ183は新鮮ではありましたが、その後ろはHET色。いよいよ「おおぞら」も「スーパーおおぞら」のデビューに合わせて新特急色を脱皮することになりそうです。今のうちに新特急色の「おおぞら」を沢山記録しておかなくちゃ。でも同じ時期に石灰貨物は廃止されちゃいます。釧網貨物もです。忙しくなりそうです。
平成8(1996)年10月26日
鉄友のONMAMO氏撮影による東鹿越駅での入換の様子。
石灰貨物走行シーン