ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

19672

SAMPUKU爺様提供の画像につき、転載はご遠慮ください。

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昭和42(1967)年8月17日 追分機関区か

車歴は↓こちら。

19672 機関車データベース (形式9600) - デゴイチよく走る!

左右で除煙板の形状が異なっています。左側のみが北海道タイプの切り詰め。こういう変形機は他の機関車でも見られ、中でも友人H氏が「大発見!」と鼻息を荒くしていたC55 48は、そもそもC55に切り詰めデフはないと信じていたことから、その常識をくつがえす大発見となりました。(「大発見」はあくまでも個人の感想です。)登壇にはいささか早くはありますが、そのC55 48の勇姿をどうぞ。

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昭和42(1967)年8月7日 旭川機関区

ぼやっとしていると見逃しそうですが、左側のみ除煙板が切り詰めされ、除煙板前端とフロントデッキに手摺が追加されています。またフロントステップは、逆に右側だけ、旭川機関区仕様の、前端梁前面に移設されています。旭川機関区には47~50号が連番で在籍していましたが、48号機だけは早期に廃車となっています。

 

19672に話を戻すと、キャブの旋回窓がいかにも雪国北海道らしいいかめしい表情を成しています。もともとの縦長の細い窓を潰して丸い旋回窓を設置しているので、ちょっと窮屈な感じがします。逆に、太いボイラーが際立ちますね。入換機らしく、フロントには幅一杯の手摺と、左側フロントステップ部ではデッキに切り欠きを設けています。

それにしても空制機器でごちゃごちゃしているランボード。まともに歩けそうにありません。