ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

D51 254

田中 泰三様の画像につき、転載はご遠慮ください。

昭和47(1972)年8月25日 亀山駅

車歴は↓こちら。

http://d51498.com/db/D51/D51254

変形機です。砂撒き管がボイラーケーシングの中に収められています。C62のようです。ボイラーを新缶に載せ替えた際にこうなったようですが、何か理由があったのでしょうか。パイプだけでなく元栓までドームカバーの中に隠れているので、取付忘れかと勘違いしそうです。

この時代、炭水車に増炭枠がないのも珍しいです。増炭枠は、電化の伸展に伴い、安全上、炭水車上での石炭の均し作業を減らすため、前方に石炭をこんもり積むために設けられたものですが、この画像を見ると、ほとんど盛られていませんね。

キャブ前面に目を向けると、庇も旋回窓も大きく前方に飛び出しています。

現在、東京都杉並区に保存中なので、物々しい重装備は解除しているものの、上記の件は確認できると思います。あ、集煙装置は外しているので煙突は短いです。