ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

S-901

昭和53(1978)年11月12日 札幌駅

711系試作編成、S-901です。と云っても、中間には量産車であるモハ711-9を挟んでおり、試作車はその前後のクハ711-901とクモハ711-901の2輌になります。側窓は、本州仕様の車輛のように上下に分割されたサッシ窓が特徴的でしたね。ただし、開閉できるのは上の窓だけで、下の窓は固定されていました。おでこに前照灯はまだ増設されておりません。また、ちょっと分かりにくいのですが、行先表示のサボ受けは移設される前です。この頃はどうだったのか覚えていませんが、クモハとモハ、両方ともパンタグラフを上げて運転されていた時期がありました。モハ711-9はS-902編成にも共有され、その編成の中間車にもなったそうですが、そのような編成を目撃したことはありません。雪対策には万全を期しており、性能的にも当時は問題がなかったので、国鉄時代に後継車輛が開発されることはなく(713系以降は本州、九州向けの車輛)、JR化後に721系が登場するまでは711系が電車による普通運用、急行運用を一手に担い、多くの利用者の足として活躍してきました。現在は721、731、733、735、737系と5系列もの電車が711系に代わって運用に就いていますが、列車本数の違いはあるにせよ、それだけの広い運用を711系はこなしていたのかと、今更ながら驚く次第であります。そんな中、側窓が特徴的なS-901編成はやはり目を引く存在であり、撮り損なうとくやしい気持ちにさせられたものです。

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