ただいま鉄道写真スキャン中

昭和40年代中半の国鉄時代から、21世紀初頭のJR時代までの鉄道写真をご紹介。当時のことやら思い付いたことなどをとりとめなく記しました。

183系試運転

昭和54(1979)年11月11日 14:20 札幌駅

前回の781系試運転から1年後、今度はキハ183系が試運転を実施しておりました。解説するまでもなく、キハ183系は北海道専用形式として誕生しました。老朽化したキハ80系の置き換えですが、食堂車が用意されていないということで、かなり物議を醸しておりました。北海道のキハ80系特急には全て食堂車が連結されており、それがなくなるということはサービスの低下に他なりませんでした。現実問題として、すでにこの頃は食堂車の利用は全国的に減少しており、食堂車不連結の特急列車も数多くありました。その中にあって北海道だけは特急列車は食堂車連結が当たり前と受け取られていたので、ファンの間でも問題視されていました。まあファンの意見は趣味的見地からのものが多分にあるので、まっとうに捉えるだけの価値はないでしょうけど。そんな批判を受けながらも試運転が開始されると、その情報を聞きつけたファンなどはカメラを抱えて出撃したものです。どんな批判を浴びようと、新型車輛の登場には心躍るものがあります。
さて、画像では小学生らしき集団がカメラを構えています。現在のスマホとは違い、この当時、子どもがカメラを持参して外出するなどということは考えられないので、彼らは偶然、キハ183系の試運転に遭遇したのではなく、明らかにこのキハ183系を撮影するために集まったのでしょう。背後では乗務員らしき大人が見守っているように見えます。私がいる6番ホームにもファンがいて撮影していたのかどうかは覚えていませんが、覚えていないほどファンで混雑していたということはなかったのでしょう。いずれにせよ、不細工顔ながら新形式の特急形気動車が北海道に誕生したことは、道民にとって明るい話題であったことに間違いはありません。
それにしてもカラーネガの状態は酷いものです。変色もさることながら、乳剤剥離もあちこちで起きており、レタッチが大変。もう一度スキャンをやり直したいところ・・・ですが、他にもスキャンしなくてはいけないポジフィルムや紙書類が山のように控えており、その間にもカラーネガの劣化はどんどん進んでしまうでしょうから、スキャンは諦めて、近未来に発売される「AIレタッチ君(仮称)」の登場を待つしかありませんね。生きているうちに発売、お願いします。