ほとんどの路線ではDE10やDE15が単機でマヤ34を牽引しますが、盲腸線が行程に組まれている場合には牽引車がプッシュプルの形態となりました。今や、終端駅で機回し線のある所は函館駅と根室駅くらいでしょうから、それ以外の終端駅を持つ路線ではプッシュプルにならざるを得ません。夕張支線、日高本線、留萌本線、札沼線、そして江差線がそうでしたが、例外的にふるさと銀河線は盲腸線ではありませんでしたがCR車によるプッシュプルでしたね。稚内駅はどうしていただろうか。そしてプッシュプルとなった場合、牽引車は必ずしも機関車ではなく、留萌本線以外では気動車が牽引にあたり、キハ56やキハ141・142がその任にあたっていました。キハ141・142は苗穂の車なので、わざわざ函館まで出向いての牽引でした。
しかし、その気動車も余剰がなくなったのか、いつしか機関車によるプッシュプル牽引へ変更となったのが江差線でした。他の路線は分かりません。
何度目かの江差線でのマヤ検撮影ですが、この日は朝から生憎の雨でした。逆に、これでファンの出足は鈍って、撮影はやりやすいかなとちょっぴり期待しました。根は小心者なのであります。

この場所ではマヤ検を撮影したことがなかったので、ここからスタートしました。割と有名な場所なので、他の人に先んじて1時間前から待機しておりました。イタドリが結構繁茂していたので、下半身はすでにズブ濡れです。結局、様子見ファンがちょこっと立ち寄っただけで他には誰も撮影しに来ませんでした。しかし、画像では分かりませんが、この時期特有の羽虫たちにまとわりつかれて難儀しましたよ。カメラの周りにも飛び回るし。

泉沢駅でしばし停車します。跨線橋やホームには何人かファンの姿が伺えました。

3076列車が停車中に「白鳥」が行き違いしました。列車3本並びはこの駅ならではの光景でしょう。他には久根別駅でも見られました。

通過シーンをパンニングして撮影。

ちょっと情緒的な絵もいいかな、と。実情は車から離れたくないだけ。

神明に向かう途中で追い抜き、そして踏切で追い抜かれました。

江差線の非電化区間は、マヤ検が走る時くらいしか行ってないので、追っかけができる場所しか知らないのが残念です。道南はクマの生息地なので、安易に山の中に歩いて入れないという切実な事情もあるのですが。

事前に地図で辺りを付けていた場所でも撮影します。天ノ川です。億劫がらなければ、撮影できる場所はいくらでも発見できると思うのですが、つい面倒になってしまうのは我ながら残念な性格です。



江差駅の裏側に初めて行ってみます。機関車が気になったのですが、やはり1661号機は切り文字ナンバーでした。たまたまそこに居合わせた物知りな知人にその事を尋ねてみますが、彼もまた意外だと言っておりました。DD51 781以外、北海道の油カマで切り文字車はいないとばかり思っていました。

その1661号機が先頭となっての返しの列車です。初めての場所でしたが、いささか失敗でした。手前の区間が切通しっぽくなっていて、列車は姿を隠してしまったのです。

やはりこの場所に来ちゃいました。路肩が広く車を近くに駐車できるお手軽ポイントだし、雨の日には好都合です。



湯ノ岱駅でちょっとだけ時間があったので機関車を撮影します。1661号機はその後、ナンバーはブロック化され、更に「くしろノロッコ」塗色になりましたね。
一方、1692号機はもともと釧路の車でしたが、今は旭川運転所の所属で、札幌運転所で入換をしている姿が見られるとか。手稲界隈を車で移動中の友人がその姿を目撃し、「なんで函館の車がこんなところにいるんだ?」とわざわざ電話で連絡してくれました。新しい鉄道雑誌を読まない二人は、揃って浦島状態なのでした。

ローカルなムードを撮りたいと思いながらも結果的には平々凡々な絵に。じっくりと場所選びをしないから、こんな安易な絵になると分かってはいるんですけどね。ま、撮らないよりはマシということで。

電化区間ではすっかり気持ちが萎えて、カット稼ぎの絵になりました。

これもカット稼ぎの踏切撮影。まあ、周辺の雰囲気は悪くありません。

最後は目線を変えるために駅の跨線橋から。
雨が降ると、色々とやりにくくて仕方ありません。それと、過去に撮影した場所での類似した絵は極力避けているので、尚更悩んでしまいます。
この日は未明から撮影を開始し、車中泊で夜を過ごした翌日も雨の中、早朝から夕方まで撮影に励みました。ホンの8年前なのに、ヤケに元気でした。
平成21(2009)年5月22日